フォームの見直し

久々に自転車的な話です。ようやく足が落ち着いてきたので。

で、タイトルの話ですが、延々ローラーばかりやってると「実走に向かないパワー偏重なフォームになってしまう」という罠に陥りがちというのをよく聞きます。
外で走る上で必要なのはできるだけ低出力でもスピードを出せるようになることですが、ローラー台、特にZwiftでフリーライドやレースをやっていたりすると如何にパワーを出せるかを一番に考えてしまいがちです。パワーが高ければその分アバターが速く走ってくれますので、「速く走りたい→パワー出すぞ→フンガー(フォームぐっちゃぐちゃ)」という流れです。

これって結構言われている事ではありますが、自分のように9.5割ローラーみたいな生活していると実走の方がパワーが出しにくい(普通は逆?)と感じてしまうので、恐らくこの傾向が自分にもあるんだろうなと。
・・・っていうのは、ずっと前から思っていたのですが、何となく実走行でもそれなりに走れてしまっていたのでスルーしていました。

しかし、ここ最近の足の具合含めたコンディションの最低っぷりでまともにトレーニングできずに強制リセットが掛かっている現状では富士ヒルは間に合わないこと確定なので、いっそのことだから今のうちにライド中のフォームもリセットしようと思いつきました。どうにもFTPも長いこと停滞しっぱなしでしたからね。何かしらの変化でブレークスルーしてくれたら御の字というものです。

早速足が落ち着いてきた先週くらいから部屋に転がっていたカメラを三脚に据えて自分を撮る感じに設置、HDMIで繋いでローラー前に置いたディスプレイに映像を表示させてみてます。

部屋にあった有り合わせの機材で構築されたローラー監視マシン。
このカメラ、画質はともかく超良い音で録れます。なおローラー中はマイクミュートしてるので音は拾ってませんw

当初、フォームを意識せず追い込み気味に漕いでいる姿を見てみたら、これがまあ酷かったです。
腕は思った以上に伸びていて前傾できておらず、肩は張って踵下がりすぎ。なにより重心ガン無視な前乗りになっています。でもパワーは出る。あ、これ、ダメなやつだw

思えばイベント時に某サービスなんかで撮られている写真をみても「コレジャナイ」感がかなりありましたが、それがそのまま眼前のディスプレイに出てる感じでした。
いくら実走に出てもでそれなりに走れているとはいえ、これは行けません。

何日か画面に映るローラーを回す自分を見ながら意識して漕いでいたらペダリング周りは割と早く修正できました。pioneerで乗り込んでベクトルを意識していた時期が長かったためか分かりませんが、余計なアンクリングやサドルに腰を落とす位置、ひざの位置は適正っぽくできるようになりました。
一方で上半身は残念なもんです。
気を抜くとすぐ肩を突っ張ったグズグズフォームに戻ってしまいます。横から見るとなんと残念な感じか。

いわゆる体幹にかなりクる感じですが肩の力を抜いて腕を落として前傾を意識すると効率の良さそうなそれっぽい感じになります。
ローラー上だと前方からの風が無いので前傾した体を支える術が体幹と腕しかないので実走とだいぶ違う点ではありますが、しばらくはこの辺りのフォームを意識してローラーして見ようと思います。
某レーサー氏も「飛び抜けたパワーがある訳でもないが、フォームを意識することで効率的に走って勝ちを狙う」といった感じの話をしていたので、少なくとも自分もグズグズフォームを改善できたら良い方向に進むんじゃないかと。

なお、相対的に前よりパワーが出せません。慣れないことをやり始めたばかりなので仕方ないです…というのを富士ヒル1か月前にやるもんじゃねえって話ですねw
来年頑張ります!今年はPepで頑張る?うーん。(RinneさんのTシャツだけ受け取ったら踵を返して会場を離れてKing Gnuのライブに向かいたいと思い始めているとか、ちょっと言えない)

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