ひとり乗鞍ヒルクライム

9月最終の日曜に富士ヒルクライム以来となる今年2回目のヒルクライムで乗鞍を走ってきました。ぼっちで。
2泊のソロキャンプに加えたライド&ハイクということでヒルクライムしてから登山という行程でした。
どちらかというとメインイベントは畳平からの登山でした。

世間的には一か月前にここで熱いレースがあり、しかも今まさに赤城山でレースという日にボッチで乗鞍です。
レースへの熱が冷めた訳ではないんですが、正直言って練習するのがかなりキツい生活サイクルから抜けられず「どうせ今出たって駄目だ」という感じでレースまで出る気が起きません。
TRのメニューも仕切り直さないと・・・
そもそも今回のヒルクライムも登山の前哨戦的な位置なのでガチ機材は用意せず積載重視のPepを投入するくらいです。

Pepにはフロントラックを着けてパニアケースにトレッキングシューズや沢山の着替え、登山時用の1Lの水などが入ったうえにリュックも背負っているので機材総重量だけで15kgは軽く超えている状態です。車体を手で持ち上げるのすらしんどかったですから。15kgじゃすまないかも?
普段7kgを切るくらいの機材でヒルクライムしているので、有り得ないほど重い機材となります。

話を戻して、3回目となる乗鞍は超快晴でした。
初回は大会時で朝から土砂降り。開催そのものが危ぶまれる中で区切りの年だったことか無理やりな開催で、道が川のようになっている中で三本滝がゴールという酷い大会でした。あれはなんだったんやw
2回目も大会時でガスは出っぱなしながら軽い曇天で視界も悪くなく、乗鞍岳の稜線を臨む絶景が楽しめました。森林限界を超える直前、目の前にそびえるようにゴールまでつづく山の景色は思わず「おおーすげえええ」と感動してしまいました。

そして今回、快晴で空が青すぎてPhotoshopで雑に加工をしたような感じに見えるくらいでした。
真冬向けロングタイツまで用意したのに、むしろ暑くて半袖半パンの真夏仕様で十分行ける状態です。

スタート地点近く。空が鮮やかに青すぎて木々と空の境目が雑コラみたい

走り出して直ぐは最高に快適サイクリングだーと思うのもつかの間。すぐに重さ、コンディションの悪さ諸々が響いてきました。
車重、体重、案外キツイ勾配が襲ってきて普通のペースで漕ごうとすると4倍を軽く超えてしまう感じで、このまま進めると登山の体力が残らない!と考えられたので、できるだけ3倍前後を目安に黙々と漕ぎます。
進まないことで削がれる精神力。勾配がそのままペダルの重さに響くしんどさ。一番軽い38T-34Tでもケイデンスがみるみる下がってしまいます。恐らく半分くらい行ったところからは安全を確認しつつ蛇行しながら「何とか足つかないように!」くらいの酷い勢いとなりました。ヒルクライムはやはり人馬とも備えがないと楽しめないのかもしれないですね。E-Bikeで良いんじゃねと思ってしまうレベルまで心が折れてました。

森林限界が見えてくる辺りではとっくに心が折れてます。モーターかエンジンが欲しい。

一応タイムを取ってはいましたが結果は大会のセグメントで多分2時間くらい。
出力を控えるため時間が多めにかかると、それはそれでキツイことを知りました。なんだ、結局どうしてもキツイなら短時間でやっつけた方がマシでは。
普通に考えると無いかな、というタイムですが普通じゃないヒルクライムなのでこんなもんでしょうか。

荷物満載&鉄でヒルクライムという組合せのためか、追い抜きざまに「え…」と他ライダーに引かれるライド&ハイク仕様。ガチ目ライダーにはバシバシ抜かれましたが思ったより抜かさせてもらいました。ぶっちゃけ自分も途中で休めばよかったと思わないでもない…
途中からは楽しむどころかあいさつする余裕もなく何だかすみませんでした。
ちゃんと水平取ろうや(画像調整しようや)という酷い雑写真。すみません。余力があったら差替えます。
帰り際の記念撮影。
登りは視界最高でしたが、下山中はだいぶガスが濃くなっていて景色を楽しむ感じではなくなってました。

とにかく壮大で圧巻の景色を堪能できたのは良かったです。
今度はちゃんとしたヒルクライムもしてみたいなと思いましたが、乗鞍はやっぱり遠いですね。
今回はキャンプ旅の一環でしたが、自転車を持ってきてよかったなと思いました。キャンプサイトも乗鞍岳も凄く良かったので年1回くらいでこの地に来たいもんです。
それならキャンプ泊しつつ乗鞍ヒルクライム参戦か!と思いましたが、夏キャンプは体力的にきつそうなんでアレですね。

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