落車はつきもの?

SNSで落車発端の炎上?が話題になっていますね。具体的な情報が無いので何とも言えませんが、どうも最近、実業団から国内草レースまで毎度何かしら落車の話題を目にします。グランツールレベルでも普通に連発してますが。

個人的には今のところそういう盛大な落車の経験は無いですが、ヒヤリなことは何度もあります。
昔、エンデューロで特に着に絡むでもないマッタリな集団内で何にもない直線だったと思いますが、自分の前を走る人がいきなり「うおおおおお!」と叫び始めてハイケイデンスになって勢いあまって前走者の後輪にハスって落車したのを見たときは回避しながら目を疑いました。
突っ込まれた前走者の人は「え?」という感じでややフラつくもそのまま走れて無事だったのが幸いでした。未だに謎ですが、あれは何だったんだろうか。集団から抜けようとアタックのつもりで掛けて前走者を交わしそこなった?

流石にここまで行くと特異な例だと思いますが、やっぱりレースがあるとどんな人が居るかも分かりませんから自分がまともに走れていたとしても貰い事故もあり得る訳で、落車について常々注意と覚悟を持って参加していました。
何となくヤベー感じの所には近寄らないとか無茶は決してしないとかそんな感じですが。

2019おきなわ以来、コロナ禍でそもそもそういうイベントに参加しなくなりましたが、その間もネット上で目にするのは落車絡みで揉めたり大怪我したりという話題ばかり。
こんなのばかり聞いていると疑問が大きくなってきました。
「これってスポーツとしてどうなの?」的なやつです。

サスペンションもなく不安定な細いスリックタイヤで猛スピードで走って、どんなきっかけだったとしても転倒したら漏れなく地面か木か他者か何かに激突。良くて打撲、酷けりゃ骨折か命に関わる受傷。最悪な場合は死。そこまで行かなくとも、裸同然のウェアで高確率で地面にすりおろされると。もうね。
身体を守るための機材は、頭部をカバーするヘルメットのみ。これもバイクで言うところの半ヘルなので脳へ直接のダメージは回避して致命傷を避けられるとしても、顔面は一切ノーガードです。
更に場合によりますが機材もアウトだったりします。怪我する上に高額機材が一瞬でぶっ飛ぶとか何ともはや。

これ(ロードレース競技)で食ってる競技者はそういうリスクも受け入れて競う必要があるのは当たり前かもしれません。
もちろんリスクを回避するスキルの有無は絡むとしても、めっちゃ上手いはずのグランツールに出られる世界レベルのレーサーが落車したり大怪我したりしてるんですから「結局最後は運次第」みたいなモノも大きいなと思います。
一コケで日常生活から一発退場なんてことまで覚悟しないといけない競技なんて普段別の仕事を抱えたホビーレーサーにはちょっとリスクが大きすぎやしません?

この辺り、球技や陸上競技と一緒くたにして良い競技とは思えず、車やバイク等の命のリスクも伴った機材の比重が大きなモータースポーツの類に近いものがある気がします。

モータースポーツも大きな事故が尽きませんが、その度に競技者を守るためにレギュレーション変更が行われています。フォーミュラカーのドライバー周囲のガードが付いたり無茶苦茶な速度競争を抑制していたり。バイクもライダー用レーシングスーツは脊椎パッドや各種プロテクターを完備していて、できる限り保護をしています。
生身同然の格好で集団で車並みの速度で走ることもあるロードレースとは大違い。
もう少し競技者を守ろうよ!と思いますが、一方で人間が動力源なので運動を阻害するプロテクター類が簡単に導入できないのも分かります。
難しいところなのでしょう。多分。

あと、大きな視点で見ると、日本の自転車競技を盛り上げて世界レベルを目指したいってな話がありますが、そのためには競技人口が多くないと話にならないと思います。広い裾野があるからこそ逸材が出てくるんじゃないかと。
フィットネスなノリのスポーツ自転車までなら今でも裾野は相当広いと思います。
ところが、これがガチのロードレース志向となると急にでかいリスクを避けられない事になるので手放しで人には薦められません。正直自分の子供にはやらせたくないw

休日になると街の通りで子供たちのレースが行われる、みたいな文化としてロードレースが根付いているヨーロッパならともかく、日本では超マイナースポーツな上に「落車はつきもの」&「怪我してなんぼ」みたいな今の雰囲気のロードレースのままじゃ「幅広く普及させましょう、レベルを上げましょう」なんて、土台無理じゃない?と思います。

自分もちょっとガリガリやるのは良いかなって感じになってます。
でも、おきなわ市民210に挑戦できていないのが心残り…沖縄だけ出るってのはそれはそれでだめだと思うし難しいですね。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください